Notionのデータベースとプロパティとは
Notionにおけるデータベースとは「共通の情報を持ったデータの集合体」とイメージすると理解しやすいと思います。
例えば、観た映画のデータベースを作る場合を考えてみましょう。それぞれの映画には「観た日付」「観た場所」「主演俳優」「監督」といった情報が存在するはずです。これが「共通の情報」になります。Notionではこれらの情報を「プロパティ」として付与することができます。
追加方法
データベースにプロパティを追加する方法を説明します。
テーブルビューから追加する
データベースをテーブルビュー表示にし、名前や既存プロパティ名の右端にある「+」をクリックします。
ページ(詳細画面)から追加する
データベース内の任意のページを開き、既存プロパティの最下部にある「Add a property」をクリックします。
非表示になっているプロパティがある場合は「Add a property」が表示されないので、「さらに〇件のプロパティ」をクリックして表示させてください。
データベースのビューの設定メニューから追加する
データベースの右上(青い新規ボタンの左)にある「設定」をクリックします。表示されるビューの設定メニューから「プロパティを編集」をクリック。「+新しいプロパティ」をクリックします。
追加できるプロパティにはテキスト、日付、ステータス、選択肢、URLなど、多様な種類があります。次の章では、各プロパティについて解説します。
【2026年最新】Notionのデータベースで使用できるプロパティ一覧
- テキスト
「テキスト」プロパティは文字、数字、記号、絵文字など、あらゆる文字列を自由に入力できるプロパティです。
用途としては、タスクの補足メモや説明、住所や電話番号、リンクを貼るまでもない簡易的なURLの控えなどが挙げられます。
「コンテンツを折り返す」という設定項目をオンにすると、長い文章も折り返してすべてを表示することができます。
- 数値
「数値」プロパティは半角数字のみを入力できるプロパティです。テキストとは異なり、四則演算や統計処理の対象として認識されます。
用途としては、金額、数量、進捗率(%)、重さ、距離などが挙げられます。
「数値の形式」という設定項目では、各国の通貨、%、区切り記号付きの数値(カンマ区切り)などの形式が選択できます。その他、小数点以下の扱いや%のバー表示、リング表示などの設定も可能です。
- 選択
「選択」プロパティは、あらかじめ作成しておいた選択肢の中から、1つだけを選んで入力するプロパティです。
用途としては、タスクの進行状況(未着手・進行中・完了)の管理、優先度(高・中・低)のランク付け、カテゴリ分けなどが挙げられます。
選択肢は追加、削除はもちろん、カラーのカスタマイズ(全10色)ができます。また、ドラッグ&ドロップで表示順を入れ替えることも可能です。
- マルチセレクト
「マルチセレクト」プロパティは作成済みの選択肢の中から、複数を同時に選んで入力するプロパティです。
用途としては、1つのプロジェクトに関わる複数のスキルやタグ(デザイン、SNS、広告、など)、料理レシピの使用食材、書籍のジャンル、参加メンバーの属性などが挙げられます。
「選択」プロパティと同様、カラーのカスタマイズや表示順の変更も可能です。フィルタ機能と組み合わせることで、「特定のタグが1つでも含まれるもの」といった高度な抽出ができるようになります。
- ステータス
「ステータス」プロパティは進捗状況を管理することに特化したプロパティです。「未着手」「進行中」「完了」という3つのグループが存在し、それぞれのグループ内に自由にオプションを作成できます。デフォルトではグループ名と同じオプションが作成されていますが、削除したり、追加することも可能です。
用途としては、タスクの進捗管理、プロジェクトのフェーズ管理(企画中、開発中、公開済み、など)、採用候補者の選考フロー管理などが挙げられます。
「表示タイプ」という設定項目で各オプションを選択する形式か、チェックボックス形式かを選ぶことができます。
- 日付
「日付」プロパティは、カレンダーから特定の日時を指定できるプロパティです。単一の日だけでなく、期間(開始日と終了日)を設定することも可能です。
用途としては、タスクの期限設定、プロジェクトのスケジュール管理、カレンダービューやタイムラインビューで表示するための基準データ、リマインダー設定などが挙げられます。
「終了日」の設定項目をオンにすることで期間としてデータを登録することができるようになります。「時間を含む」をオンにすると日付だけでなく時間も登録できます。
- ユーザー
「ユーザー」プロパティはワークスペース内のメンバーを選択し、データに紐付けるプロパティです。選択されたユーザーには通知が飛びます。
用途としては、タスクの担当者、会議の出席者リスト、チーム内での役割分担の可視化などが挙げられます。
「制限」という設定項目では選択できるユーザーを1ユーザーだけにするか、無制限にするかを選ぶことができます。
- ファイル&メディア
「ファイル&メディア」プロパティは、画像、動画、PDF、その他のファイルをデータベースに直接アップロードしたり、外部リンクとして埋め込んだりできるプロパティです。
用途としては、制作物の納品データ、参考にしたデザイン案(画像)、領収書のPDFなどが挙げられます。また、ギャラリービューで視覚的にデータを判別するためのカバー画像として設定することも可能です。
「制限」という設定項目で、1ファイルのみに制限するか、無制限にするかを選ぶことができます。
- チェックボックス
「チェックボックス」プロパティは「オン(チェックあり)」か「オフ(チェックなし)」の2つの状態だけを記録できるプロパティです。
用途としては、タスクの完了、未完了の管理、持ち物リストや必須項目の確認が挙げられます。また、フィルタと組み合わせることで「チェックが入ったデータだけを表示(もしくは非表示)する」といった運用が可能です。
- URL
「URL」プロパティは、Webサイトのアドレス(ハイパーリンク)を入力・保存するためのプロパティです。入力したURLをクリックするだけで、ブラウザが開き対象のページにアクセスできます。
用途としては、参考資料のWebサイト、YouTube動画、Googleドライブの共有リンクなどの管理などが挙げられます。
- 電話
「電話」プロパティは、電話番号を入力するためのプロパティです。入力した電話番号はクリック可能なリンクになり、デバイスに応じた発信動作が行えます。
用途としては、顧客名簿や連絡先リストの管理、飲食店や施設の予約先電話番号の控え、などが挙げられます。
- メール
「メール」プロパティは、メールアドレスを入力するためのプロパティです。入力したアドレスは自動的にリンク(mailto形式)となり、クリックするとメールソフトが起動します。
用途としては、CRM(顧客管理システム)や、クライアントの連絡先リストの作成などが挙げられます。
- リレーション
「リレーション」プロパティは、別のデータベースのデータをプロパティとして紐付けることができる機能です。
用途としては、顧客DBと案件DBを紐付けて、どの顧客がどの案件を抱えているかを管理する、などが挙げられます。
「制限」という設定項目で登録を1ページだけにするか、無制限にするかを選ぶことができます。また、双方向リレーションをオンにすると、リンク先のデータベース側にも同期したプロパティを表示させることができます。
- ロールアップ
「ロールアップ」プロパティは、「リレーション」で紐付いている別のデータベースから、特定のプロパティ情報を取り出して自動表示したり、それらを合算・集計したりするプロパティです。
例えば、プロジェクトDBにタスクDBをリレーションで紐づけ、各タスクの進捗ステータスを集計し、プレジェクト全体の進捗率を表示することができます。
「計算」という設定項目では、カウント、割合の算出などができます。
- 数式
「数式」プロパティは、他のプロパティの値を利用して、計算、テキストの加工、日付の操作など、独自のロジックを実行できるプロパティです。
「期限」と「今日」を比較して「あと残り◯日」と表示させる、「ステータス」と「チェックボックス」の状態を組み合わせて「完了済」などのカスタムラベルを作る、など、様々なことができます。
- ボタン
「ボタン」プロパティは、あらかじめ設定した「一連のアクション(ページの更新や追加など)」を即座に実行できるボタンを配置できるプロパティです。
用途としては、ワンクリックで「ステータスを完了にし、完了日を今日に設定する」といった定型操作の自動化、承認フローにおける「承認」ボタンの設置、タスクに自分を「担当者」として即座に割り当てる、などが挙げられます。
- ID
「ID」プロパティは、データベース内の各ページに対して、重複しない一意のシリアル番号(識別子)を自動で割り振るプロパティです。
システム開発における「チケット番号(例:BUG-101)」の管理、請求書や納品書などの「伝票番号」の発行、似たような名前のページを区別するための固有番号などに使うことができます。
IDプロパティの値は自動で決まりますが、任意のプレフィックス(接頭辞)を追加することで、「TASK-」や「INV-」などの文字列を付与することができ、どのデータベースのIDなのかを判別しやすくすることも可能です。
- 場所
「場所」プロパティは、Google マップと連携し、正確な住所や施設名を記録・表示するためのプロパティです。
用途としては、取引先の所在地や、出張・旅行先リストの管理、イベント会場の住所記録などが挙げられます。
※本記事で紹介した内容は記事作成時点(2026年5月)の仕様、サービスに基づいたものです







