2024.06.21

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効率的なホームページ制作に役立つCMSの特徴とメリット・デメリットを徹底解説

この記事で学べること
• CMSの種類とその特徴
• CMS導入メリット・デメリット
• CMS導入によるホームページの作り方
• おすすめのCMSとその運営会社を選ぶポイント

 

 

ホームページ制作は、企業や個人のビジネスにとって重要な要素です。その一方で、制作には専門的な知識や技術を必要とし、制作から更新までのステップが複雑であることから多くの人がそのハードルに直面しています。

 

この記事では、効率的なホームページ制作に役立つCMSの特徴と導入のメリット・デメリットについて解説します。

 

ホームページ制作に悩んでいる方、効率的にホームページの更新をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

    CMSとは

    ホームページを制作する際には、HTMLCSSなどのプログラミング言語を用いて一から作成する方法があります。その作業効率を大幅にアップできるのが、CMSContents Management System)です。

    CMSとはどんなツールなのか、詳しく見ていきましょう。

    • ホームページ制作の効率化ツール
    • ホームページ制作におけるCMSの役割

    それぞれ解説します。

    ホームページ制作の効率化ツール

    CMSは、コーディングスキルなしでもホームページ制作と管理を容易にするツールです。ホームページを自分で制作したい人やWebサイトを社内で構築したい企業にとって、CMSはおすすめできるツールといえるでしょう。

    CMSSEO対策にも効果的で、Googleなどの検索エンジンにおけるランキングを向上させる助けとなります。ホームページ制作における時間と労力の削減は、ビジネスの成長を促進させる重要なポイントです。

    ホームページ制作の効率化ツールとしてCMSの活用をおすすめします。

    ホームページ制作におけるCMSの役割

    CMSを使用するメリットは、ホームページの制作や編集が簡単になるだけでなく、SEO対策やアクセス解析などの機能も備えている点です。それには、検索エンジンからのアクセスを増やすためのメタタグ設定や、ユーザーの行動分析向けのアクセス解析機能などがあります。

    これらの機能により、ホームページの運営効率が向上し、効果的なWebマーケティングの実施が可能です。CMSWebサイトの安全性を向上させる役割も果たし、セキュリティの観点からもCMSの導入は必要不可欠です。

    具体的には、不正アクセスからWebサイトを守るセキュリティ機能や、万が一のデータロスト時に備えたバックアップ機能などが備わっています。この機能により、ホームページ運営者は安心してWebサイトの運営に専念することが可能です。

    次の章では、CMSの種類とその特徴について解説します。

    CMSの種類とその特徴

    CMSは大きく2種類に分類されます。それぞれの特徴の違いとその選択が企業に与える影響について見ていきましょう。

    • サービス型CMSの特徴
    • 自社運営型CMSの特徴

    それぞれ解説します。

    サービス型CMSの特徴

    サービス型CMSは、一般的に「SaaSSoftware as a Service)」とも呼ばれ、ホスティングとメンテナンスがプロバイダーによって提供されます。

    ユーザーはインターネット経由でアクセスし、自身のホームページを作成・運営します。

    サービス型CMSの特徴は、以下のとおりです。

    • 導入と運用が比較的簡単であること
    • 利用者はシステムの更新やセキュリティ対策が必要ないこと
    • 初期費用や維持費用が安いこと
    • 技術的な知識が少なくても操作可能であること

    初期費用が安く抑えられるため、スタートアップ企業や中小企業にとっては導入しやすいCMSです。一方で、デザインや機能に制限があり、サービス提供者が運営を停止した場合にサイトの運営を継続てきなくなる可能性があります。

    自社運営型CMSの特徴

    自社運営型CMSは、自社内で環境構築するタイプのCMSで、その特徴は自由度の高さとカスタマイズ性の高さになります。自社のサーバーにCMSを設置し運用するため、自由に機能を追加したり、デザインの変更が可能です。

    独自のロジックを組み込むこともできるため、自社のビジネスに特化したホームページ運用ができ、サービス型CMSにはない大きなメリットといえるでしょう。

    その一方で、CMSの設置や独自機能の開発、サーバーのセキュリティ対策も含めた運用管理など、専門的な知識が求められます。自社のビジネスにフィットした運用が可能となるため、コストパフォーマンスは高いといえますが、初期費用やランニングコストがかかる点は認識しておく必要があります。

    以上のように、サービス型と自社運営型では特徴が異なりますが、自社のリソース、ニーズ、予算などを考慮し選択すると良いでしょう。

    次の章では、CMSによるデザインテンプレートの活用について解説します。

    CMSによるデザインテンプレートの活用

    CMSによるデザインテンプレートの活用は、ホームページ制作における効率化とブランディング強化のうえで重要です。
    デザインテンプレートの大きな特徴である以下の3つについて見ていきましょう。

    • 豊富なデザインテンプレート
    • カスタマイズ可能なテンプレート
    • ホームページのマルチデバイス対応

    それぞれ解説します。

    豊富なデザインテンプレート

    CMSの大きな特徴の一つが、豊富なデザインテンプレートにあり、専門家でなくともプロフェッショナルな見た目のWebサイトを短時間で作成できます。

    テンプレートはあらかじめデザインされたレイアウトや色合い、フォントなどが設定されており、ユーザーは自身のコンテンツを追加するだけで独自のWebサイトを作り上げることができます。

    ただし、カスタマイズを行えない場合は、デザインテンプレートを使うと独自性が出ない場合があるのでその点は注意する必要があります。

    カスタマイズ可能なテンプレート

    先ほども記載したように、テンプレートを活用するだけでは他のサイトと差別化することは難しいです。そこで重要となるのが、テンプレートのカスタマイズです。

    CMSはテンプレートを自由にカスタマイズできる機能が提供されており、企業やブランドの個性を反映させることが可能となります。

    例えば、企業カラーやロゴを活用した一貫したデザイン、特定のキャンペーンに合わせた特別なデザインなど、企業のブランドイメージを高める要素を組み込むことができます。

    また、CMSのテンプレートは、ユーザビリティやSEO対策も考慮されて設計されています。そのため、カスタマイズにより見た目だけでなく、Webサイトの機能性や使いやすさ、検索エンジンからの評価も高めることが可能です。

    一方でテンプレートのカスタマイズには一定の知識と技術が必要です。適切なカスタマイズを行うためには、HTMLCSSの基本的な知識、CMSの仕組みや操作方法、SEO対策の要点などを理解することが重要です。

    テンプレートの選択やカスタマイズは、ブランドイメージや目指すビジネスゴールにより変わりますので、それらを踏まえた戦略的なアプローチが求められます。

    ホームページのマルチデバイス対応

    現代のインターネット利用者は、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスからWebサイトへアクセスします。

    そのため、様々なデバイスに対応したホームページを作成することは、Webサイトの利便性を高め、ユーザーの満足度を向上させるために不可欠です。これは「マルチデバイス対応」と呼ばれ、特に近年スマホ対応は必須と言えます。

    ユーザーがどのデバイスを使っても同じように快適にサイトを利用できるようにすることで、サイトのユーザー数や滞在時間の増加、コンバージョン率の向上など、ビジネスにおいて多くのメリットがあります。

    次の章では、ホームページへのCMS導入のメリットと企業への影響について解説します。

    ホームページ制作におけるCMS導入のメリット

    この章では、CMSをホームページへ導入するメリットについて深掘りします。

    以下の3つのメリットについて見ていきましょう。

    • 効果的なホームページ作成が行える
    • 簡単にホームページ更新ができる
    • プラグインやテーマで拡張性を出せる

    それぞれ解説します。

    効率的なホームページ作成が行える

    企業がホームページ作成に向けてCMSを導入する最大の魅力は、非専門家でも容易にWebサイトを管理・更新できる点です。その結果、企業は人的リソースを削減し、他の重要な業務に集中できます。

    CMSが提供するSEO対策やデザインテンプレートの機能により、企業はホームページ運営の効率化と質の向上を両立可能です。

    一方で、CMSの導入は企業にとって新たな課題を生むこともあります。たとえば、CMSはシステムのアップデートやセキュリティ対策が必須です。これらのタスクは専門的な知識が必要なため、企業にとって負担となることがあります。

    CMSの選択や設定が不適切だと、ホームページのパフォーマンスやユーザビリティが低下する恐れがあるため、ご注意ください。

    簡単にホームページ更新ができる

    メリットとして挙げられるのは、更新作業を社内で行え、情報の修正や発信がスピーディーに行える点です。

    新製品のリリース、サービスの変更、業績の公表、イベントの告知など、企業の情報は日々変化します。新しい情報をリアルタイムでウェブサイトに反映させることで、顧客への情報提供を迅速かつ効果的に行うことが可能になります。

    CMSを導入することで、技術的な知識がないスタッフでも簡単にウェブサイトの更新が行えます。

    画像やテキストの追加、メニューの変更、新しいページの作成など、直感的な操作でウェブサイトの内容を編集できるでしょう。

    直感的な操作も相まり、簡単にホームページの更新ができる点はメリットのひとつです。

    プラグインやテーマで拡張性を出せる

    CMSの導入は、ホームページ制作においてプラグインやテーマを活用することで、サイトの拡張性を高めるメリットをもたらします。

    プラグインは特定の機能を追加するためのモジュールで、SNSシェア機能やSEO対策、画像スライダーなど、様々な種類が提供されています。これらを利用することで、複雑なコーディングをせずとも必要な機能を手軽に追加することが可能となります。

     また、テーマはサイトのデザインやレイアウトを一括で設定するための枠組みで、ビジュアル面での拡張性を確保します。多種多様なテーマが提供されており、ビジネスサイト向けからブログやポートフォリオサイト向けまで、目的や好みに応じたデザインを選択することができます。

    プラグインやテーマは、CMSのコミュニティによって開発・提供されており、常に新しいものが追加されています。ですので、トレンドに合わせたサイト改善や、ユーザーの要望に応じた機能追加など、柔軟なサイト運営が実現可能となりメリットと言えるでしょう。

    ただし、プラグインやテーマを使う際は、互換性の問題やセキュリティ面でのリスクも考慮する必要があります。そのため、選択する際は評価やレビューを確認するなど、慎重な判断も求められます。

     次の章では、CMS導入のデメリットについて解説します。

    ホームページ制作におけるCMS導入のデメリット

    CMS導入を考えるにあたり、メリットだけでなくデメリットも知っておく必要があります。

    以下の3つのデメリットについて見ていきましょう。

    • カスタマイズの制限
    • 初期設定や維持管理に専門知識が必要
    • 一部のプラグインと互換性がない

    カスタマイズの制限

    ひとつ目のデメリットは、カスタマイズの制限です。

    一部のCMSでは、テンプレートの使用で初心者でも簡単にWebサイトを作成できるメリットがあります。一方で、自由度に制限があります。

    たとえば、自社のブランドイメージに合わせた独自のデザインを適用したい場合でも、テンプレートそのままでは意にそぐわない可能性があります。

    独自のデザインを適用するには、プロのデザイナーや開発者の助けを借りてカスタマイズを行うことが必要となり、追加の時間やコストが発生します。

    初期設定や維持管理に専門知識が必要

    二つ目のデメリットは、初期設定や維持管理に専門知識が必要なことです。

    容易にWebサイトが構築できるメリットはあるものの、CMSの初期設定や運用、セキュリティ確保などには専門的な知識が求められます。

    とくに自社運営型のCMSでは、サーバー設定やデータベースの構築、システムのアップデートなど専門的なスキルが必要で、作業が難航すると予想以上に時間とコストがかかる可能性があります。

    CMSの導入を検討する際には、専門知識を持つ人材がいるか、外部の専門家に依頼できる環境が整っているかを事前に確認することが重要です。

    一部のプラグインと互換性がない

    三つ目のデメリットは、一部のプラグインと互換性がないことです。

    プラグインはWebサイトに特定の機能を追加したり、デザインをカスタマイズできるものですが、すべてのプラグインがあらゆるCMSに対応しているわけではありません。特に無料のCMSでは、一部の特殊なプラグインと互換性がないことがあります。

    互換性のないプラグインを無理に導入してしまうと、Webサイトの表示が乱れたり、最悪の場合サイトが正常に動作しなくなる可能性があるため注意してください。

    次の章では、CMS導入によるホームページの作り方について解説します。

    CMS導入によるホームページの作り方

    CMSを導入し、ホームページを制作するにはどんな手順があるのでしょうか。

    以下の5つのステップで見ていきましょう。

    1. 目的と目標の設定
    2. CMSの選択
    3. デザインテンプレートの選択
    4. コンテンツの作成と配置
    5. 公開前のチェック

    目的と目標の設定

    最初のステップは目的と目標の設定です。このステップは、ホームページを作成する理由、そしてホームページを通じて達成したい具体的な目標を明確に定めます。

    例えば、製品やサービスの販売増加、ブランドの認知度向上、新規顧客の獲得、既存顧客との関係強化など、目的はさまざまです。その目的を達成するための具体的な目標も設定します。

    目標設定にはSMART原則(SpecificMeasurableAchievableRelevantTime-bound)を用いると、具体的で実現性の高い目標設定が可能になります。

    • Specific:「具体的、分かりやすい」
    • Measurable:「計測可能、数字になっている」
    • Achievable:「同意して、達成可能な」
    • Relevant:「関連性」
    • Time-bound:「期限が明確、今日やる」

    その後のCMSの選択からデザイン、コンテンツ作成に至るまでの全てのステップの方向性を見失わないように、ホームページ作成の成功に向けて明確な目的と目標を持つことが重要です。

    CMSの選択

    CMSの選択は、ホームページ制作の初期段階で重要なステップとなります。

    例えば、WordPressは多機能で拡張性が高い一方、Squarespaceはデザインテンプレートが豊富で直感的な操作性が魅力となっています。また、前述したとおりサービス型と自社運営型の二つの種類があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

    効率的なWebサイト運営が可能となるように、自社のニーズやリソース、スキルセットに合った最適なCMSを選択しましょう。

    WordPressに関して解説している記事はこちら >

    デザインテンプレートの選択

    CMS導入によるホームページ制作のステップの中でも、デザインテンプレートの選択は重要なポイントとなります。

    CMSによって提供されるデザインテンプレートは数多く、その中からビジネスの目的やブランドイメージに最も適したテンプレートを選択することで、効率よく魅力的なホームページを制作することが可能となります。

    デザインテンプレートを選択する際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

    ビジネスの目的に合わせたテンプレート商品の販売を目的とするならば、商品を魅力的に見せることが可能なテンプレートが適しています。
    ブランドイメージを大切にする場合ブランドイメージに合うカラー、フォント、レイアウトを持つテンプレートを選びましょう。
    ユーザー体験を考慮したテンプレートサイト訪問者が情報を探しやすく、操作が簡単であることが求められます。そのため、直感的に操作できるテンプレートや、レスポンシブデザインのテンプレートがおすすめです。
    SEO対策に強いテンプレートメタタグやaltタグの設定が容易である、URL構造がシンプルであるなど、SEOに配慮したテンプレートを選びましょう。

    以上のように、デザインテンプレートの選択にはさまざまな視点が必要です。CMSを導入する際には、これらのポイントを考慮して最適なテンプレートを選ぶことが、効果的なホームページ制作につながります。

    コンテンツの作成と配置

    このステップは、CMSの選択と設定が終わり、いよいよコンテンツの作成と配置になります。

    まず、目的に合わせたコンテンツの作成が重要です。新製品の発表、企業情報の更新、ブログ記事の投稿など、必要に応じた文章や画像を準備しましょう。

    次に、準備した素材をページに配置しますが、ドラッグアンドドロップの操作で簡単に配置が可能です。ユーザー体験を考慮し、SEOを意識しながら情報をわかりやすく整理することが重要です。

    検索エンジンがコンテンツを適切に評価し、ランキングを上げるためには、キーワードの選定やメタデータの設定など、細部にわたる工夫が必要です。

    公開前のチェック

    ホームページ制作が一段落したら、公開前のチェックが必要となります。ここでは、CMS導入によるホームページ作成の最終ステップとして、公開前の5つのチェック項目について見ていきましょう。

    • 全ページのリンクと機能が正常に動作するか確認する
    • ページごとのメタデータやSEO対策が適切に施されているかを見直す
    • 各ページのデザインやレイアウトが一貫性を持ち、ユーザーにとって見やすいものになっているか確認する
    • コンテンツ自体の誤字脱字や文法の確認を行う
    • モバイルフレンドリーなデザインになっているか、またレスポンシブデザインになっているかをチェックする

    全てクリアすれば、ホームページは公開準備完了となります。

    次の章では、CMS運営会社を選ぶときの確認ポイントについて解説します。

    CMS運営会社を選ぶときの確認ポイント

    CMSを導入する際、そのプロバイダーであるCMS運営会社を選ぶときの確認ポイントがあります。

    以下の3つの確認ポイントについて見ていきましょう。

    • 確認ポイント①:サポート内容と対応力
    • 確認ポイント②:価格とコストパフォーマンス
    • 確認ポイント③:セキュリティと信頼性

    それぞれ解説します。

    確認ポイント:サポート内容と対応力

    CMS運営会社を選ぶ際の最初の確認ポイントは、サポート内容と対応力です。

    CMS導入後も、操作方法の疑問やトラブルが発生した場合、迅速で適切なサポートが求められます。まずは、運営会社が提供するサポートの内容を確認しましょう。

    具体的には、問い合わせの対応時間や対応方法(電話、メール、チャットなど)、教育プログラムやマニュアルの有無などをチェックします。また、トラブル発生時にどの程度の時間で対応するのか、そのスピードと品質も評価基準となります。

    以上のポイントを確認することで、自社のニーズに合ったCMS運営会社を見つけることが可能になります。また、既存のユーザーからの評価やフィードバックを調査することも、その運営会社のサポート力を判断する一助となるでしょう。

    サポート内容と対応力は、CMS運営会社選びで重要な要素の一つです。

    確認ポイント:価格とコストパフォーマンス

    CMS運営会社を選ぶ際の確認ポイント二つ目は、価格とコストパフォーマンスです。

    価格は一見明確な比較基準に見えますが、単に安いからといってそのCMSが自社に適しているとは限りません。重要なのは、提示された価格でどれだけの機能やサービスが提供され、それが自社の業績向上にどれだけ貢献するか(コストパフォーマンス)という点です。

    価格は初期導入費用だけでなく、運用中に発生する可能性のある追加費用や、必要となるシステムアップグレードの費用も考慮に入れましょう。費用の内訳を見極めることで、長期的な視点から最適なCMS選びをすることが可能です。

    また、価格だけでなく、以下の3つについても押さえておきましょう。

    • 利便性
    • 安定性
    • 拡張性

    CMSの価格とコストパフォーマンスをしっかりと評価することで、最適なCMS運営会社を選ぶ一助となるでしょう。

    確認ポイント③:セキュリティと信頼性

    CMSを選ぶ際の重要な確認ポイント三つ目は、セキュリティと信頼性です。

    企業のWebサイトは、ビジネスのイメージを一手に担っています。サービスの中断やデータ漏洩などのセキュリティ問題が起こると、企業の信頼性が大きく損なわれてしまいます。

    CMSのセキュリティは、その更新頻度やパッチの適用状況、セキュリティチームの専門性によって大きく左右されます。

    信頼性は、そのCMSが安心して長期間利用できるかどうかに関わってきます。その際に確認するポイントとして、以下の4つが挙げられます。

    • 不具合が起こった際の対応速度
    • サポート体制
    • サーバーのダウンタイム
    • バックアップの取り扱い

    これらのポイントを確認し、自社のニーズに最も適したCMS運営会社を見極めることが重要となります。

    次の章では、おすすめのCMSについて解説します。

    おすすめのCMS

    これまでCMSの基本的な知識やその利用法、選び方など解説してきましたが、それを踏まえておすすめのCMSにはどんなものがあるでしょうか。

    具体的に初心者向け、中・上級者向けそれぞれのCMSとその特徴についていくつか紹介します。

    • ホームページ制作初心者向けのCMS
    • ホームページ制作中・上級者向けのCMS

    上記2つを解説していきます。

    ホームページ制作初心者向けのCMS

    Web制作初心者向けとして、おすすめのCMSは「Wix(ウィックス)」と「Jimdo(ジンドゥー)」です。

    ▼Wix
    • 世界で最も幅広く利用されているCMS。利用者が多いため学習資料も豊富
    • 約500種類以上のデザインテンプレートが用意されており、初心者でも美しいサイトを簡単に作成可能
    • ドラッグ&ドロップ方式を採用しており、直感的な操作が可能

    ▼Jimdo
    • 初心者におすすめのCMSで、ドラッグ&ドロップ方式を採用
    • SEO対策機能が充実しており、初心者でもSEOに対する理解を深めながらホームページ作成可能
    • オンラインストア機能も提供しているため、ECサイト作成を考えている方にもおすすめ

    それぞれ初心者の方でも対応できるCMSなので検討してみると良いでしょう。

    ホームページ制作中・上級者向けのCMS

    中・上級者向けとして、おすすめのCMSは「WordPress(ワードプレス)」と「Drupal(ドルーパル)」です。

    それぞれの特徴を記載していきます。

    ▼WordPress
    • 世界中で最も利用されているCMSで、その機能性の高さから上級者にもおすすめ
    • 多数のプラグインを活用することで、さまざまな機能を追加したり、デザインを自由にカスタマイズ可能
    • SEO対策にも優れているため、活躍の場が広範囲

    ▼Drupal
    • 高度なカスタマイズが可能なCMSで、大規模なWebサイトの運営向き
    • セキュリティ面でも高評価を受けており、コミュニティによるサポートも充実

    それぞれの特徴を理解し、自分の目的やスキルレベルに合ったCMSを選び、効率的なホームページ制作を行いましょう。

    まとめ:効率的なホームページ制作に役立つCMS

    本記事では、ホームページ制作に役立つCMSの特徴とメリット・デメリットの解説をしました。ホームページ制作・運営におけるCMSの活用は、情報発信力を高め、SEO対策にも役立つ重要なポイントです。

    最後に、とくに押さえて欲しいポイントをまとめます。

    • CMSはホームページ制作の効率化ツールである
    • CMSには豊富なデザインテンプレートがあり、プロフェッショナルな見た目のWebサイトを短時間で作成できる
    • CMS導入にはメリット・デメリットがあり、その内容を理解した上で活用することが重要である
    • CMS運営会社は自社のニーズに最も適した会社を見極めることが重要である

    これらの情報をもとに、自社のニーズに合ったCMSを選び、効率的なホームページ作成・運営を行うことでビジネスの成長に寄与することを期待します。

    また、CMSでのホームページ構築はWeb制作会社も対応できます。Web制作会社に依頼する流れなどは以下の記事をご確認ください。

    関連記事:ホームページ制作をWeb制作会社に依頼する流れと注意点を解説 >

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