2022.08.26

HOW TO

Webサイト制作に欠かせない「競合サイト調査」とは?その方法や使用ツールをご紹介

WEB制作

こんにちは。物を購入するとき、複数の商品の比較検討を欠かさないディレクターのユハラです。つい最近もプロテイン1つの比較検討に数時間を費やしました。

何かを購入するとき、価格、品質、機能、デザインなど、さまざまな観点で比較して、自分にもっとも合ったものを選びますよね。
これはWeb制作でもまったく同じで、競合サイトを徹底的に調査・分析することはとても重要なのです。
 
そこでこの記事では、弊社で実施している競合サイトの見つけ方、調査ツールを使った分析手法などをご紹介していきます。

目次

    なぜ競合サイト調査が重要なのか?

    競合サイト調査はWebサイト制作の成功確率を高めるために、制作初期段階で必ず行う作業です。
    競合サイトと自社サイトの数値的なデータや機能性・デザインなど、あらゆる点で比較を行い、各サイトの優れた点や自社サイトに足りない点を細かく調査・分析していきます。
    すると、それがWebサイト制作の指針となり、プロジェクト成功の確率がグッと上がるのです。

     

    ≪ 競合調査を行わず失敗する例 ≫

    ・競合サイトを選ぶ際、事業目線はあるが、サイト目線がない
    → 事業目線で競合を選んだ結果、間違った競合サイトを模倣してしまう

    ・デザイン優先で、とにかくかっこよく今どきのサイトにしてしまう
    → SEOや機能性、情報設計の視点がなく、自己満足となり数値が落ちる結果に。

    ・自社と強豪の分析をせずに制作を始めてしまう
    → 改善点がわからないため無駄な制作コストがかかり、成果も得られない結果に。

     

    望んだ成果を最短ルートで得るために、競合サイトの調査は欠かせないのです。

     

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    競合サイトの見つけ方

    では一体どのようにして競合サイトを見つけるのでしょうか。
    ここでは弊社での実際の競合サイト探しのフローをご紹介します。

     

    1. ヒアリング・市場調査
    クライアントへのヒアリングや市場調査を行い、競合と考えられるサイトをいくつかリストアップします。

    2. 流入キーワード調査
    専用の調査ツールを用いて、リストアップした競合サイトの流入キーワードを分析します。

    3. 競合サイトの洗い出し
    競合サイトの流入キーワードで検索し、上位表示されているサイトを抽出します。ここで考えうるすべての競合サイトのリストアップが完了します。

    4. 比較・分析
    競合サイトの比較一覧表を作成し、分析を行います。

    5. 競合サイトを選定
    集客面、ユーザーの利便性、機能性やデザイン性なども考慮し、競合サイトを選定します。

    競合サイトの調査・分析方法

    作成した一覧表を元に、調査目的に合わせて数値の分析を行っていきます。
    ここでは3つの調査例をご紹介します。

     

    例1 「SEOが強い競合サイトは?」

    一般キーワードでのORGANIC検索からの流入数を調査します。
    ORGANIC検索とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンからキーワード検索してURLをクリックし、特定のサイトに入ることを指します。

    サイト全体のORGANIC流入数 ― 指名検索流入数

    ・サイトAは、指名検索が多い。
    →サイト名での集客がメインであり(=認知度が高い)、ブランディング戦略が強い。その分、SEO対策にはあまり力を入れていない。
    ・サイトB/Cは、サイト認知度はないがSEO対策は強い。
    ・サイトDは、特別秀でた数値がないため競合指定から削除

     

    例2 「ユーザーアクション率が高いサイトは?」

    セッション数、サイト滞在時間、一人当たりPV数、直帰率などを調査します。
    ※流入元によって数値変動が大きいため、実際には正確な分析結果を得るためにより詳細な調査を必要とします。

    ・セッション数が多く、かつサイト滞在時間・一人当たりPV・直帰率のバランスが良いのはサイトD。

     

    例3 「もっとも集客しているサイトとその方法は?」

    全体集客数値や流入元を調査します。

    ・SEO対策で模倣すべきサイトはB /C。
    ・リスティングやディスプレイは実施している競合サイトが多いため、実施を検討。
    ・会員組織に対するメールマーケティングで成功しているのはC/D。
    ・この市場の場合、アフィリエイトは実施してもあまり成果が出ない可能性が高い。

     

    これらの情報を元に、さらに深堀調査を行っていきます。

    例えば……、
    ・C/Dサイトのメール会員となり、どのような情報発信が行われているか確認する。
    ・A/B/Dサイトのディスプレイの訴求内容・クリエイティブを確認する。
    ・B/Dサイトのメインとなる検索流入キーワードは何か調査する。

     

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    競合サイト調査ツールのご紹介

     

    similar web

    https://www.similarweb.com/ja/

    競合サイトのアクセス(セッション・PV)・流入経路・滞在時間など、基本的な項目が無料で調査できるオンラインサービスです。
    URLを入力するだけで簡単に競合調査を行うことができます。

    料 金:無料(機能制限あり・アカウント登録が必要)/有料
    言 語:日本語対応あり
    開発国:イスラエル
    データ取得:クローリング

     

    Dock pit

    https://www.valuesccg.com/dockpit/

    競合サイトのアクセス・流入経路・滞在時間に加えて、ユーザー属性データまで取得できるツールです。
    弊社では、アクセスが多いサイトを深堀調査する際によく利用しています。

    企 業:株式会社ヴァリューズ
    料 金:問い合わせ
    言 語:日本語
    開発国:日本
    データ取得:250万人の会員モニター

    まとめ

    競合サイト調査を行うことで、短期間・低コストで最善の成果が出るWebサイト制作を実現することが可能です。
    Webサイト制作やサイトリニューアルをお考えの企業様は、ぜひ一度スタジオカレンにご相談ください。

     

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